レーザーと外科処置について

レーザーと外科処置について

レーザーと抜歯

一般的に脳血管疾患や心疾患の場合、血液をさらさらにするお薬(ワーファリン等) を服用して脳梗塞を防止するワーファリンコントロールが行われています。 この際、抜歯の必要があれば術後の止血難を考慮し、1週間程度お薬の服用を中止して抜歯に臨むのが一般的です。
しかしながら、この服用停止期間に脳梗塞を発生した事例が多々あります。この様なリスクを避ける為に当医院では、抜歯の直前にPT(プロトロンビン時間)測定を行います。これは、コアグチェックという測定装置であり、約1分という速さで血液検査をする事ができるので、測定されたPT(プロトロンビン時間)を術後止血の有無の判断に役立てます。
PT-INR(規格化された数値)が一定の範囲にあれば、ワーファリン等の抗血栓薬を中止しないまま、検査の後ただちに抜歯を行います。この時、炭酸ガスレーザーとコラーゲンを併用します。これにより、抜歯直後にかさぶたが出来たように穴がふさがり、さらに丁寧な抜歯をする事で痛みが少く治りの早い抜歯をする事ができます。抗血栓薬を服用していない場合の抜歯も炭酸ガスレーザーとコラーゲンを用いて丁寧な抜歯を行っています。

レーザーとメラニン色素除去

レーザー機器イメージ表在性のメラニン色素の沈着により歯肉が黒ずんでいる場合、以前では薬品を使ってメラニン除去を試みていましたが、現在では軽い麻酔の後CO2レーザーを照射する事により多くのケースで1回の処置でメラニン色素を消し去り美しいピンク色の歯肉を取り戻す事が出来ます。

炭酸ガスレーザーによる治療の促進と疼痛緩和

抜歯やインプラントなどの外科処置の際、複数回に亘って、炭酸ガスレーザーを照射する事により、痛みを和らげ、治りを早くすることができます。

手術室 (笑気吸入鎮静器導入)

インプラントや難抜歯などに使用する口腔外科手術室は、手術室専用の照明及び最新設備を完備しております。 完全個室で、より安全で、的確な治療が出来るように新設しました。

笑気吸入鎮静器(法)とは

酸素にほんのり甘い香りのする笑気という気体を混ぜて、鼻からすってもらう鎮静法で、吸入中は歯を削る不快な振動や注射の痛みもあまり気にならなくなり、 ゆったりした楽な気分で時間のたつことも忘れて治療を受けていただく事ができます。また吸入を止めれば、すぐに元の状態に戻るので安心です。